アメリカの人気ドラマを紹介いたします(2)・・・「デスパレートな妻たち」より

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 前回のブログ「アメリカの人気ドラマを紹介いたします(1)」からの続きとなります。「デスパレートな妻たち」という洋画の第100話の中から印象的な場面を紹介します。

 便利屋さん(修理屋さん)をやりながら地域の人たちの生活を静かに見守り精神的にも大きな手助けをしてきたイーライは、残念ながら、引退する直前の仕事中に心臓発作で亡くなってしまいます。彼のお葬式の準備をする過程で、主人公の女性たちはイーライが自分たちの人生に与えた影響の大きさを改めて思い起こすことになります。

 今回は、その女性の中の一人であるギャビーの回想録を紹介します。

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 ギャビーは元々ファッションモデルをやっていましたが、引退後は閑静な住宅街に引っ越してきました。都会での華やかな生活が忘れられないこともあり、なかなか地域に溶け込めず孤立していました。
 見かねたイーライが、近所の仲良し女性グループとの仲を取り持ちます。しかしギャビーは、自分が主催したポーカーゲーム会で傍若無人な振る舞いをしてしまいます。モデル時代の華やかな経歴を自慢するだけでなく、この地域での生活を見下す発言を繰り返したのです。この「事件」は、橋渡しをしたイーライの耳にも当然入ることになります。

以下は、「DESPERATE HOUSEWIVES」SEASON 5 episode13 (abc studios) からの引用です。
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イーライ:(→先日の修理代請求書を渡すついでに話を切り出す。)
 By the way, you made quite an impression at the poker game.(ああ、ところで、ポーカー会のインパクト凄いですよ)
ギャビー:
 Really?(本当?)
イーライ:
 Oh, yeah. The ladies can’t stop talking about you.(みんな、あなたの事ばかり話してる。)
ギャビー:
 Well, I’m sure it was kind of exciting for them to have a star in their midst.(やっぱりスターを間近で見たら興奮しちゃうんでしょうねえ・・)
イーライ:
 Let me think, did they say “star”? I heard, “stuck-up, obnoxious, bitch…” ( いやあ、スターっていうより・・、こう言ってたなあ。思い上がった、鼻持ちならない、性悪。)
ギャビー:
 What? (何?)
イーライ:
 You know, I went out on a limb to get you into that game. And then you go in there acting like you’re better than they are. ( 私、かなり苦労して橋渡ししたのに・・・、自分はワンランク上だっていう態度だったそうで・・・)
ギャビー:
 My clothes said that, not me. (着てるものでそう見えただけ。)
イーライ:
 Well, did you ask them anything about their lives? (彼女たちのこと何か訊きました?)
ギャビー:
 Why would they want to talk about their lives? Their lives are boring! (退屈な一般人よ。話すことなんて無いでしょ。)
イーライ:
 Well, you know what’s going to be really boring? (もっと退屈になるのはあなたです。) You, sitting here alone in this big house without any friends. (こんな大きなうちに一人きりで友達も居ないなんて・・・) If I were you, I’d drop the attitude, learn to like your neighbors. (私があなたなら態度改めて、みんなと仲良くするけどね。)
ギャビー:(→イーライの言葉にグサリときた様子、しかし平静を装いながら・・・)
 Well, thanks for the advice. You want to add that to your bill? (アドバイスどうも。請求書、書き直す?)
イーライ:(→微笑みながら)
 No. It’s on the house. (いえ、これはサービスです)
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 自分の欲望に忠実に生きてきたギャビーもさすがに反省したらしく態度を改めます。以下は、ギャビーが手土産を持って謝罪をする場面です。(「DESPERATE HOUSEWIVES」SEASON 5 episode13 (abc studios) より)
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リネット:→ドアを開けてギャビーと対面する。
ギャビー:
 I brought muffins.(マフィン持ってきたの)
リネット:(→硬い表情のまま・・)
 That’s so nice. We were just…(そりゃどうも。今みんなで・・・)
ギャビー:
 Playing poker, and I wasn’t invited. I know. I get it. (ポーカー会。私は呼ばれなかった。それはいいの。) I just wanted to tell you guys, I know I made a horrible first impression. (だって私、あんな最悪な第一印象与えちゃったんだもん。) Now you know why models don’t usually talk.(だからモデルは口きかないの。) Because we say a lot of stupid, patronizing things that make people want to avoid us. (しゃべると馬鹿みたいに上からもの言って人を遠ざけちゃうから。)
(リネットを含めて、女性たちは冷たい視線を投げかけたまま・・・)
ギャビー:
 What I should have said was, my husband’s never home. I miss the city, I miss my life.(ぶっちゃければよかった。旦那は留守がち・・。都会が恋しくて・・、振り返ってばかり・・・) I’m lonely all the time, and I could really use some friends. (いつも寂しくて・・・、本当は友達が欲しいって・・・ ) 
(→ギャビーは少し涙ぐんでいる)
(→ここでみんなが同情した顔でギャビーを見つめる。)
ギャビー:
 Anyway, here.(それじゃ、これ)(→マフィン入りのバスケットをリネットに渡す)
ブリー:(女性たちを代表して発言する)
 Now that’s how you make an entrance. (それが正しい登場の仕方よ。)
(→ギャビーの顔に微笑みが現れる・・・)
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 この会話以降ギャビーは地域に溶け込み、トラブルは多いものの近所の女性たちと長期に渡って濃密な付合いをしていくことになるのです。イーライが嫌われるのを恐れずギャビーに直言したことが功を奏した訳です。

次回に続きます。
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投稿者:

J IWASAKI

J IWASAKI

大学卒業後、民間企業に長年勤めてきました。 英語学習に関しては殆ど独学ですが、TOEICで950点に到達しました。 このブログでは、私が効果的と考えている英語学習方法を紹介しています。 また、英語ニュースに関しても自分の考えを交えながら解説しています。 出来る限り平易に書いていますので、気軽に読んでください。