社会保障制度を崩壊させるな!

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夜の国会議事堂
 庶民いじめが大好きな安倍政権は様々な「成果」を生み出しています。消費税増税、円安による物価上昇、雇用不安定化による給与減少・・・等々。これだけでは気が済まないらしく、社会福祉政策でも弱者切り捨ての方針を打ち出しました。

 厚生労働省は医療・介護に関して9月8日、国に頼らず自立自助を心掛けるべきという基本方針をまとめたのです。なるべく施設に入らず自宅や地域社会の中で何とかしろ、ということです。そればかりか高齢者に対して、介護の受け手ではなく、ボランティアの担い手として活躍して欲しいと注文しました。図々しい・・・。「消費税の増税分は社会保障の充実に用いる」という約束は見事に破られたのです(予想通り・・・)。

 国民から徴収した税金は社会保障のために使うのが基本です。健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障しなければならないのに、政治家としての義務を放棄しているとしか思えません。確かに今日の日本の社会保障制度は崩壊しつつありますが、原因はすべて権力者側の怠慢にあります。体の弱った社会的弱者に尻拭いさせてはいけません。最近の二世三世政治家は苦労知らず、世間知らずのため、安易な姿勢・態度が目立ちます。

 ごく一握りの人間が富を支配し、大部分の国民にとっては住みにくいアメリカ型の社会を安倍総理は目指したいのでしょうか?多くの老人が汚物にまみれながら惨めに死んでいく悲惨な状況を日本で再現したいのでしょうか?「日本ほど障害者に冷たい国は無い」とよく言われますが、さらに悪化させないためにも粗悪な政治家を一掃せねばなりません。

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 Japan Press Weeklyの2014年9月10日付記事のリンクを以下に貼りました。このブログ記事と関連した内容ですので興味ある方はクリックしてご確認ください。( )内は私の日本語訳です。

「Gov’t insists on people’s self-help self-care efforts 」(政府は国民に対して自立・自助努力を要求)

 上記の英文記事の一部を以下の「 」に引用します。( )内は私の日本語訳です。

「The health and welfare ministry on September 8 compiled a basic medical- and nursing-care policy which firmly calls for people’s own efforts for self-help and self-care, making necessary welfare programs out of some people’s reach.」
(厚生労働省は9月8日、医療と介護に関する基本方針をまとめた。その方針は、国民が自立・自助の努力をするよう強く求めており、人々が必要な社会保障を受けられないようにするものです。)

「The government is supposed to have the duty to ensure welfare programs available for all the people under the Constitution.」
(日本国憲法の下では、全ての国民が社会保障を受けられるようにする義務を政府は負っています。)

「The state actually wants to limit its role only to policymaking and assisting people’s self-help efforts.」
(方針策定、及び、国民の自助努力を援助することだけに国の役割を限定したい、というのが本当のところです。)

「The excuse used for the need to increase the consumption tax rate, the expansion of welfare programs, has turned out to be a big lie.」
(消費税率を上げるのは社会保障を充実させるためだと政府は説明しましたが、真っ赤なウソであることが明らかになりました。)

最後に:
 自分にとって興味がある内容の英文記事を選んで毎日読む習慣を身に付けると英語学習と情報収集の一石二鳥になりますよ。私がオススメする方法です。

以上

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投稿者:

J IWASAKI

J IWASAKI

大学卒業後、民間企業に長年勤めてきました。 英語学習に関しては殆ど独学ですが、TOEICで950点に到達しました。 このブログでは、私が効果的と考えている英語学習方法を紹介しています。 また、英語ニュースに関しても自分の考えを交えながら解説しています。 出来る限り平易に書いていますので、気軽に読んでください。