英語学習でやってはいけないこと(1)・・・英単語記憶偏重学習

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眼鏡をかけた女性
 私が勤めている会社では英語学習が形式上は奨励されており、TOEICを定期的に受験することができます。社内でのIPテストなので受験費用は全額会社持ちです。就業時間内に受けるので勤務しているとみなされます。つまり、TOEICテストを受けつつ、お金をもらえるという誠に恵まれた制度なのです。しかし、社員の大半は上司から言われて嫌々TOEICを受けさせられています。「勿体ない」「罰当たりが!」とお叱りを受けそうですね。

 私の後輩もそんな嫌々組の一人でした。20代の若い人はどんな英語学習方法をしているのか興味を持ったので訊いてみました。答えは次の通り。

「英単語帳を使って覚えています。学生の時以来、英語の勉強をしていないのでかなり単語を忘れていますから・・・」

 つまらなそうな勉強方法ですが、実際、面白くないので「サボり気味」だそうです。無理もありません。人間の脳は、バラバラの英単語一つ一つの意味をどんどん記憶できるように出来てはいないのです。無理に覚えても時間が経てば忘れます。文法規則に従った意味のある文章の中であれば記憶しやすいでしょう。しかもそれが自分にとって興味がある内容であるほど記憶の定着率は高まります。こんなことは脳科学や心理学の教科書を持ち出さなくても皆さん直感的に納得できるのではないでしょうか。

 後輩である彼の勉強法は、彼個人にとってもつまらないので長続きせず、覚えられずなので、結果としては何年もの間TOEICの点数は300点程度にとどまっています。つまり、進歩が無く実質何も身に付いてないんですね。

 英単語記憶に着目した彼の気持ちは解らなくはありません。TOEICを受けた後に上司から咎められないように少しでも点数を上げたい。しかし本格的な英語の勉強などしたくない。楽に取り組めて点数を上げる方法は無いか?英文の最小構成単位である単語を覚えればプラスになるだろう。文法書を読むよりは気軽にできそうだ・・・
 
 TOEICはリスニングとリーディングから構成されています。英単語だけの記憶勉強方法ではリスニングは上達しません。文法の初歩すら怪しい状態では、リーディングセッションの文章を正しく理解できませんから、自信をもってマークシートを塗りつぶすことができないのです。聞いても理解できない読んでも理解できないTOEICテストは苦痛でしかありません。同情の念を禁じ得ませんが、英単語の記憶にばかり偏重した方法ではこの状態がずっと続くでしょう。

 ちなみに私自身は、学生の時から現在に至るまで英単語帳の類は使ったことがありません。やろうとしたことはありますが、生理的に受け付けませんでした。文章を読み、知らない単語が出てきたら辞書で調べるというのが基本スタイルです。英単語帳を使用しないが故に不自由したことは一度もありません。

まとめ:
 英単語を記憶することばかりを意識した学習方法はつまらないし、続かないし、直ぐに忘れるし、テストの点数にも結び付きにくいです。あまりにも英単語の語彙数が少ない人であれば、この方法を少しは採用してもいいと思います。しかし、あくまで補助的な手段として位置付けるべきです。

以上


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投稿者:

J IWASAKI

J IWASAKI

大学卒業後、民間企業に長年勤めてきました。 英語学習に関しては殆ど独学ですが、2014年5月時点でTOEIC:950点に到達しました。 仕事でも英語を用いる機会が増えていると実感しています。 英語力をさらに磨くため、日々、試行錯誤の毎日です。 このブログでは、私が効果的と考えている英語学習方法を紹介しています。 また、英語ニュースに関しても自分の考えを交えながら解説しています。 出来る限り平易に書いていますので、気軽に読んでください。