2014年11月18日、自民党の安倍総理が衆議院を解散することを表明しました。投票日は12月14日です。選挙にかかる費用は約600億円だそうです。お金と時間を有効に使ってより良い政治家を選び、暮らし易い社会にしたいものです。
安倍さんの政策に不満を持っている人は沢山います。喜んでいる人も少数ですが存在します。無関心な人も多いです。安倍さんは安倍さんで言いたいことがあります。
日本国内の議論も大切ですが、海外メディアは日本の解散選挙のことをどのように報じているのか見てみましょう。
スポンサーリンク
CNN↓
Japan to dissolve parliament, hold snap elections after news of recession
The Washington Post↓
Japan’s Abe calls snap election over consumption tax rise
BBC↓
Japan PM Shinzo Abe calls snap election in December
私が普段使うことが多い海外メディアの中から3個選びました。これらは記事の見出しですが、3個とも「snap election」という表現を使っています。日本の総理大臣である安倍という男が決断した選挙を「snap」という形容詞で表しています。記事の本文を読まないで見出しだけで判断する人も多いですから、見出しの一字一句は重要です。「snap」という単語を手元にある英英辞典:Oxford Advanced Learner’s dictionary で調べてみました。
形容詞の意味が下記の通り解説されていました。( )内は私の日本語訳です。
「made or done quickly without careful thought or preparation」(熟慮も準備もなく急に行われる)
「snap election」というのはただ単に「急に実施される選挙」ではなく、「熟慮も準備もなく急に実施される選挙」という意味になりますね。どちらかというと悪い意味で使われているようです。選挙というのは、その意味と目的を良く考えてしっかり準備・計画して落ち着いた雰囲気の中で行うのが普通だと思いますが、それとは逆なんですね。慌ただしい、思慮が浅い、混乱している、という印象を多くの外国人が持ったと思います。安倍さんだけでなく日本人全体が次のように軽く思われてなければいいのですが・・・。
「まあ、日本だからしょうがないか。いつものことだしね・・・」
最後に:
自分にとって興味がある英文記事・ニュースを選んで毎日触れる習慣を身に付けると、英語学習と情報収集の一石二鳥になります。私がオススメする方法です。
以上