産経新聞の人種差別記事に対して南アフリカ大使が抗議:ジャパンタイムズ記事の紹介

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曽野綾子の人種差別記事
 前回のブログ記事で私は、アパルトヘイト(人種隔離政策)を支持する産経新聞の記事を取り上げました。詳しくは下記リンクを参照してください。

産経新聞が日本の国際的評判を落としているよ:ニューヨークタイムズ記事を紹介します。

 日本の国際的評判が落ちるだけでは済みません。無数の犠牲者を出しながらアパルトヘイトを廃止した南アフリカ国民が見れば激怒するのは当然です。日本駐在の南アフリカ大使が産経新聞に対して抗議したという記事が、ジャパンタイムズの2015年2月15日付で載っていました。下にリンクを示します。

「South African ambassador slams Sankei op-ed by Sono praising apartheid」(アパルトヘイトを称賛する曽野氏署名入りの産経記事を南アフリカ大使が非難)

 上記リンク英文記事の一部を以下に引用します。( )内は私の日本語訳です。参考にしてください。

「South Africa’s ambassador to Japan has sent a letter of protest to the Sankei Shimbun over a column by prominent author Ayako Sono praising the racial segregation of apartheid as a model for Japanese immigration policy, according to the daily’s Drafter.」
(産経新聞によると、著名な作家である曽野綾子氏が書いたコラムを載せたことに対して駐日南アフリカ大使から抗議文が送られてきた、とのことである。曽野氏は、日本の移民政策を作るにあたり人種差別のアパルトヘイトを勧めている。)

「Sankei Shimbun Co. said that Ambassador Mohau Pheko took aim at the column Drafted in the newspaper’s Wednesday editions, in which Sono wrote that it is better for people of different races to live separately, just as they did under South Africa’s former policy of racial segregation.」
(産経新聞によると、Mohau Pheko大使は同社の水曜版に掲載されたコラムを批判している。そのコラムで曽野氏は、南アフリカで昔行われていた人種隔離政策のように人種ごとに居住区を別にした方が良い、と述べた。)

「In the letter, received Saturday, Pheko was quoted as calling apartheid a crime against humanity that cannot be justified in the 21st century, adding discrimination on the basis of skin color is unacceptable in any country.」
(産経新聞が土曜日に受け取った手紙の中でPheko大使は、アパルトヘイトは人道に対する罪であるとし、21世紀において正当化できるものではないと述べている。また、皮膚の色で差別することはどの国でも受け入れられるものではないと言っている。)

「Sono, who had served on Prime Minister Shinzo Abe’s education reform panel in 2013, wrote in her column that, based on her knowledge of the situation in South Africa 20 to 30 years ago, she came to believe that whites, Asians and blacks should live separately.」
(曽野氏は2013年に、安倍政権の元で教育再生会議のメンバーであった。彼女は問題のコラムの中で次のように述べている。「20〜30年前に南アフリカの状況を知った時、白人・アジア人・黒人は別々に住んだ方が良いと考えるに至った。」)

「She made the argument while discussing the need for Japan to accept more immigrants, particularly to care for the increasing elderly population — on condition that immigrants live separately from Japanese.」
(増え行く高齢者の介護を考えるともっと多くの移民を日本は受け入れなければならないが、居住地域は日本人と別にするべきだと主張し、そのことが論争を巻き起こした。)

「Sono, who has long been an advocate for various conservative causes, has extensive connections to Japanese and international conservative politicians.」
(曽野氏は長い間、様々な保守団体の支持者であり、日本や海外の保守政治家達と強力な関係を築いている。)

「Takeshi Kobayashi, an executive of the newspaper, said in a statement Saturday that Sono’s column only reflected her personal view.」
(産経新聞の幹部である小林毅氏は、曽野氏のコラムには本人の考えが反映されているだけだ、と土曜日に文書で回答した。)

「The Sankei had earlier defended its decision to run the piece. “This is a regular column of Ayako Sono,” a spokesman for the daily said.
“We carried it . . . as her own opinion. We believe it’s natural that various opinions exist,” the spokesman said.」
(それに先立ち、問題記事を撤回しないと決めた理由について産経新聞の代表者は次のように述べた。「これは曽野綾子氏の常設コラムです。曽野氏個人の考えとして掲載しました。当該コラムに対して様々な意見があるのは当然だと考えています。」)

 問題記事を書いた曽野綾子さんは、仲間である自民党や産経新聞から庇ってもらえなかったみたいですね。暴言の度が過ぎて国際的な反響も大きい場合は、反動右翼権力といえども成す術がないということでしょう。

以上


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投稿者:

J IWASAKI

J IWASAKI

大学卒業後、民間企業に長年勤めてきました。 英語学習に関しては殆ど独学ですが、TOEICで950点に到達しました。 このブログでは、私が効果的と考えている英語学習方法を紹介しています。 また、英語ニュースに関しても自分の考えを交えながら解説しています。 出来る限り平易に書いていますので、気軽に読んでください。