周辺住民を自殺に追い込む発電所

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 福島の原発事故で避難を余儀なくされた人は大勢います。生活が滅茶苦茶にされ精神的ストレスから自殺に追い込まれた女性の遺族が東京電力を相手取り損害賠償を求めていた裁判について、東電は9月5日控訴を断念し判決に服することを福島原発被害弁護団に回答しました。福島地裁判決の損害賠償金額は4900万円であり、原発事故と自殺の因果関係を初めての認めた判決が確定しそうです。

 東京電力にしては随分あっさりと罪を認めたなという感じがします。原発事故の被害者は他にもたくさんいますし、損害賠償金額が今後膨らむことは避けられないでしょう。原発再稼働を進めている安倍政権にとっても痛手のはずです。

 原子力発電所は、福島県のような事故が起こると周辺住民が放射能の影響により健康被害を受けます。それだけでなく、生活が崩壊したストレスにより自殺に追い込まれる可能性があることを我々は記憶に留めねばなりません。だたし残念ながら、放射能の影響もストレスも実際に被害にあわないと理解しにくいという特徴があります。今後再稼働の可能性がある原発の周辺住民は情報を十分に集めて、かつ、想像力を目いっぱい働かせて判断をして欲しいと思います。

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 Japan Press Weeklyの2014年9月6日付記事のリンクを以下に貼りました。このブログ記事と関連した内容ですので興味ある方はクリックしてご確認ください。( )内は私の日本語訳です。

「TEPCO abides by verdict over Fukushima evacuee’s suicide 」(福島避難民自殺訴訟で東電が控訴を断念)

 上記の英文記事の一部を以下の「 」に引用します。( )内は私の日本語訳です。

「TEPCO conveyed its decision to not appeal the ruling through Watanabe’s lawyers.」
(東京電力は渡辺さんの弁護団を通して控訴を断念すると伝えた。)

「The counsel soon issued a statement calling on the power company to sincerely address other claims over suicide-related deaths.」
(自殺関連の他の訴えについても真摯に対応するよう東京電力に要求する声明を弁護団は直ぐに発表した。)

「The Fukushima District Court on August 26 for the first time recognized the direct cause and effect link between a suicide and the triple meltdowns at the Fukushima plant.」
(福島地方裁判所は8月26日、福島原発3基のメルトダウン事故と自殺との因果関係を初めて認めました。)

最後に:
 自分にとって興味がある内容の英文記事を選んで毎日読む習慣を身に付けると英語学習と情報収集の一石二鳥になりますよ。私がオススメする方法です。

以上

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投稿者:

J IWASAKI

J IWASAKI

大学卒業後、民間企業に長年勤めてきました。 英語学習に関しては殆ど独学ですが、TOEICで950点に到達しました。 このブログでは、私が効果的と考えている英語学習方法を紹介しています。 また、英語ニュースに関しても自分の考えを交えながら解説しています。 出来る限り平易に書いていますので、気軽に読んでください。