日本人の英語学習目的で大きな割合を占めるのが試験対策だと思います。
・学校での成績を上げるため。
・学校で単位を取得して進学・卒業するため。
・受験の偏差値を上げるため。
・入学試験に合格するため。
・就職活動を有利にするためTOEICの点数を上げたい。
・会社での昇進条件を満たすためにTOEICの点数を上げたい。
・その他いろいろ・・・
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私自身の英語学習経験でも、試験で結果を出すことを意識していることが多かったです。最新ではTOEICテスト前の1か月間は、TOEIC対策本に重点をおいて学習していました。TOEIC対策自体にも英語運用力を上げる効果がありますが、それ以上に「前回よりも点数を上げたい」「前回よりも点数が下がったらみっともない」「上司にほめてもらいたい」という動機付けがあったことは確かです。
実際、テストで良い成績を出すというのは大きな動機付けになり得ます。目標がある人は強いですね。しかし、テストという手段は万能ではなく限界があるのです。具体的には・・・
・テストで結果を残して目標を達成したあとは勉強する気が起きない。
・テスト対策自体に面白さを感じることは少ない。何か味気ない。
・点数を上げること自体が目的化しており、実際の英語運用力につながっていない場合がある。
英語学習の内容がテスト対策に偏っていると、次のようなケースが起こることが珍しくありません。
「学生時代は英語の試験があるから仕方なく勉強していた。」
「卒業後は英語と疎遠になり錆びつく一方だ。」
「中学・高校を通じて6年間英語を勉強したが全くしゃべれない。」
さすがにこれでは淋しいので、私自身、つぎのような方法を主に採っています。
・日常の情報収集を英字新聞で行っている。
・ニュースを英語で視聴している。
・自分の趣味として洋画を英語で観ている。
・仕事で英語を用いる場面を意識して、足りない知識・技能を補うよう心掛ける。(英会話、ライティングなど)
英語学習を無理なく自然に継続し、かつ、実際的な運用能力も高めるための工夫をすることが大切です。
皆さんも各自の生活・習慣・価値観に合った独自の方法を見付けてください。
以上