産経新聞が日本の国際的評判を落としているよ:ニューヨークタイムズ記事を紹介します。

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人間をやめそうな男
 安倍晋三さんが総理大臣になってから自民党の広報誌としての役割に一層精を出しているのが産経新聞です。この新聞に重宝されるコラムニストは反動右翼政治家の真意を的確に掴む能力が優れていなくてはなりません。産経新聞が右翼自民党の代弁者なのですから当然です。

 産経新聞が重宝する人の一人が曽野綾子さんという作家です。自民党の応援をするのは本人の自由ですが、人種隔離政策(アパルトヘイト)を肯定する内容の記事を堂々と書いてはいけません。そんな記事を堂々と掲載許可する産経新聞もどうかしています。初歩的なチェックミスでしょうか。それとも、本当に良い記事だと判断したのでしょうか?

2015年2月11日付の産経新聞記事↓
曽野綾子の人種差別記事
 上記記事を要約すると、「介護職に就く人が不足しているので労働移民を受け入れるのは仕方ない。しかし、出稼ぎの外国人と対等な人間として付き合う気はさらさら無い。居住区は別にしてくれ。」、ということです。

 今の時代、産経新聞位の規模を持つ新聞社の記事は、あっという間に世界中に広まります。知性があっても無教養な人が書いた侮蔑的記事は、心ある人から批判されるのは当然です。

「産経新聞 曽野綾子さんのコラムへの抗議文」

 日本の国際的評判が更に下がったことは間違いありません。ニューヨークタイムズが、この件に関連して記事を載せていますので以下に紹介します。

「Japan PM Ex-Adviser Praises Apartheid in Embarrassment for Abe」(日本の元総理顧問がアパルトヘイトを推奨し動揺が広がる)

 上記リンク英文記事の一部を以下に引用します。( )内は私の日本語訳です。参考にしてください。

「A former adviser to Prime Minister Shinzo Abe has praised apartheid as a model for how Japan could expand immigration, prompting the government’s top spokesman on Friday to emphasize that Japan’s immigration policy was based on equality.」
(安倍総理の顧問だった人物が、日本が移民政策を進めるための制度としてアパルトヘイトを推奨した。これを受けて日本政府高官は金曜日、日本の移民政策は人種平等に基づいていると強調した。)

「Author Ayako Sono, considered part of Abe’s informal brain trust, set off a wave of online fury this week when she wrote in the conservative Sankei newspaper that South Africa’s former policies of racial separation had been good for whites, Asians and Africans.」
(作家の曽野綾子は安倍総理の非公式顧問とされているが、今週、自身の記事が原因でネット上の議論を巻き起こした。南アフリカで昔行われていた人種隔離政策は白人・アジア人・アフリカ人にとって良いものだったという記事を、保守色が強い産経新聞に書いたのだ。)

「Her comments could complicate Abe’s efforts to address a deepening labor shortage and his efforts to burnish the country’s image abroad, analysts say.」
(彼女のコメントは、悪化する労働力不足を解消し日本の国際的イメージを良くしようとしている安倍総理の足を引っ張るかもしれない、と識者は述べた。)

「In a column entitled “Let Them In – But Keep a Distance”, Sono said Japan should open its doors to more foreign workers, especially to care for the growing numbers of elderly, but should make them live separately from Japanese.」
(「適度な距離保ち受け入れを」と題されたコラムの中で曽野氏は、増加する高齢者の介護のためにもっと多くの外国人労働者を受け入れた方が良いが居住地域は別にしてもらいたい、と述べた。)

「Sono served on a government educational panel in 2013 and has long advised Abe’s ruling Liberal Democratic Party.」
(曽野氏は2013年、政府の教育諮問機関で委員を務め、安倍総理が率いる自民党政権に対して長きに渡り助言をしてきた。)

「There’s a trend for people close to Abe and his way of thinking to emphasize the concept of ‘Japaneseness’ too much, and this could well lead to wariness on the part of people overseas」
(安倍総理やその考え方に近い人たちは、日本人らしさということを余りにも強調しすぎる傾向があり、海外の一部に懸念を持たれる原因となっている。)

「The atmosphere in which Ms. Sono can make these remarks came about when Abe took power.」
(曽野さんがこういうコメントをし易い雰囲気は、安倍政権発足により生まれた。)

「Sono’s comments prompted widespread outrage on social media, with some saying they were especially offensive given that Tokyo is set to host the 2020 Summer Olympics.」
(曽野氏のコメントはネット上でかなり批判された。2020年に東京オリンピックを開催しようという時に不適切も甚だしいと言う者もいる。)

「Sono has landed in trouble for her remarks in the past, including a August 2013 magazine article – written during her tenure as an Abe adviser – criticizing women who went back to work after giving birth.」
(曽野氏は過去にも自身の言動が原因で波紋を起こしたことがある。安倍総理の顧問を務めていた2013年8月には、出産後に職場復帰する女性を批判する記事を雑誌に書いた。)

曽野綾子の雑誌記事
写真(曽野綾子氏の雑誌記事)

以上


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投稿者:

J IWASAKI

J IWASAKI

大学卒業後、民間企業に長年勤めてきました。 英語学習に関しては殆ど独学ですが、2014年5月時点でTOEIC:950点に到達しました。 仕事でも英語を用いる機会が増えていると実感しています。 英語力をさらに磨くため、日々、試行錯誤の毎日です。 このブログでは、私が効果的と考えている英語学習方法を紹介しています。 また、英語ニュースに関しても自分の考えを交えながら解説しています。 出来る限り平易に書いていますので、気軽に読んでください。