前回まで3回に分けて「イタリア人との英会話体験」を紹介いたしました。本当は写真などを掲載できればよかったのですが、機密上の理由により断念しました。今回紹介したイタリア人達(Aさん、Bさん、Cさん)は長年、海外の客先出張に対応してきた経験と実績をお持ちでしたので、人間的に問題がある人はもちろん居なかったです。
約1か月に渡る交流でしたが、日本人同士のようにスムーズにいかないことも多かったです。また、英語ネイティブスピーカー相手の場面を想像していた私にとって、戸惑う場面もありました。この交流が自分の英語力、例えばTOEICの点数を上げる効果があったのかと問われれば、「No」と答えざるを得ません。しかし、外国人とコミュニケーションするために必要な能力は英語だけではない、ということに気付くことができました。以下に、私が必要と感じた能力を箇条書きします。
1)相手への共感力、思いやり。
2)価値観、習慣、考え方が異なる人たちと接する時の柔軟性。(自分たちのやり方を無理強いしたらケンカになります)
3)英語が一度で通じなくても、もう一度別の表現に言い換えたり、解らなかったら確認のため質問する。→粘り強く話し合うこと。
4)日本人同士の居心地の良さをあきらめねばならないケースがあると認識すること。→あうんの呼吸は通じない。
5)仕事をする上での背景知識
相手がネイティブスピーカーで自分もネイティブ並みの優れた英語力を持っていれば不自由することは少ないと思いますが、そういうケースはむしろ少ないのではないでしょうか?理由は以下の2つです。
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①世界中で英語を母国語とする人(ネイティブ)は2013年現在で約5億人であり、世界人口の数%に過ぎない。
②ネイティブ以外の90%以上の人にとって英語は外国語であり、その外国語を学習するのは一部の人たちである。英語学習者の中でも高度な運用能力を持つ上級者はほんの一握り、というのが現実である。
つまり、ビジネスも含めた国際交流場面では、英語に不自由している者同士の会話がむしろ普通なのではないかと思います。今回紹介したエピソードもまさにそういうケースです。今回の仕事では、お互いにとって外国語である英語を用いて何とかコミュニケーションを行い期限内に目的を達成しなければなりませんでした。英語力よりも上記1)〜5)の能力の方が重要だと強く感じました。
以上
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いろんな人と仲良くしたい。 コミュニケーションです。
やはり
「相手に対する思いやり、人柄、そして言葉」ですね。
junnさんと一緒です。
いつも、気持ちと自分の勉強です。
マイク
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mike(マイク)さん、こんにちは!
コメント有難うございます。
次回の記事は、「KOBAN」に関する考察にしようと思っています。
よろしければ、またご訪問ください。
Jun Iwasaki
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はじめまして。
私は英語が好きです♪
今回のイタリア人との会話の記事を読んでへぇ~そーなんだ!なるほど(゜ロ゜)
と参考になりました。
海外に憧れてますがまだ行ったことはないので…
また訪問させていただきます。
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wordswaz様
ブログへのご訪問、および、コメント有難うございます。
なるべく読者の要望に沿いたいと思っておりますので、記事に関して何かリクエストがありましたらお寄せください。
Jun Iwasaki