上写真＝首相官邸ホームページより
安倍改造内閣では5人の女性閣僚が起用されました。たった5人ですが過去最多の起用人数（安倍総理）です。このこと自体は悪くありません。また、5人の女性閣僚は安倍総理と価値観・歴史認識が一致しており、安倍さんにとってとても使い易い人間です。内閣といえども組織ですから、上長と気が合う人間が選ばれるのは自然なことです。安倍さんの分身ともいえる女性閣僚たちはどのような人たちなのでしょうか？
高市早苗総務相と稲田朋美・自民党政調会長は、ユダヤ人を大虐殺したナチスを信奉する団体と仲良しであり、一緒の写真に収まっています。山谷えり子国家公安委員長は、在日韓国・朝鮮人に対するヘイトスピーチ（憎悪表現）を繰り返す団体と親密な関係であることが判っています。安倍首相をはじめ高市、稲田、山谷各氏はいずれも、日本の侵略戦争を賛美する「日本会議」の熱烈な支持者です。つまり、彼女らは次のような性向を持っているのです。
・歴史の事実を直視する姿勢を持たない。
・過ちから学び今後に生かす能力が無い。
・自分と異なる考えの人間の存在を許さず、議論する能力が無い。
・視野が狭く、自分にとって都合の良い事実に逃げ込む。
・他国からどのように見られているか全く気にしない。
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より良い社会を築くには考え方が進歩的でなくてはなりません。しかし、この女性大臣たちは反動的で心が冷たく、気持ちに余裕がありません。御用マスコミのお蔭で今回の人事についての批判は国内では弱いままですが、国際的には批判の声が強まっています。しかし、安倍総理は全く気にしていません。安倍さんから見れば、彼女らの反動的な態度・考えが正常なのであり、批判する国際社会の側が異常なのです。日本は進歩どころか戦前に回帰しつつある集団だと見られており、国際的には益々孤立するでしょう。当然ですが、日本は国際的に孤立したらやっていけません。
女性閣僚を起用しさえすれば明るい未来が待っている訳ではないのです。
Japan Press Weeklyの2014年9月24日付記事のリンクを以下に貼りました。このブログ記事と関連した内容ですので興味ある方はクリックしてご確認ください。（ ）内は私の日本語訳です。
「Abe Cabinet’s female ministers associated with extremist groups」（安倍政権の女性大臣は反社会的集団と関係あり）
上記の英文記事の一部を以下の「 」に引用します。（ ）内は私の日本語訳です。
「Internal Affairs Minister Takaichi Sanae and LDP Policy Research Council Chair Inada Tomomi in 2011 respectively had their photographs taken in the Diet members’ office building with the representative of an extreme-right group which adheres to Nazism.」
（高市早苗総務相と稲田朋美・自民党政調会長は2011年、ナチズムを信奉する極右組織の代表と議員会館で各々写真に収まっている。）
「National Public Safety Commission Chair Yamatani Eriko also got her photograph taken in 2009 with officials of Zaitokukai, an organization which has repeated hate speech demonstrations against Korean residents in Japan.」
（山谷えり子国家公安委員長もまた、在日韓国人・朝鮮人に対するヘイトスピーチを繰り返している団体「在特会」幹部と2009年に写真を撮っています。）
「While advocating the slogan “Let’s create a Japan where women can be more active”, the Abe administration is actually isolating itself in the global community.」
（安倍政権は、「女性がもっと活躍できる日本を作り出そう」というスローガンを掲げているが、実際には国際社会の中で孤立化しつつある。）
最後に：
自分にとって興味がある内容の英文記事を選んで毎日読む習慣を身に付けると英語学習と情報収集の一石二鳥になりますよ。私がオススメする方法です。
以上
