私の職場同僚であるアメリカ人Jさんを助けたりした場合、最後に決まって「Thank you for 〜」と言われますが、それに対して何と返事をすべきかずっと悩んできました。
実際に私がよく使うのは次の3つです。
「You are welcome.」
「My pleasure」
「The pleasure is mine.」
これらは、ビジネスシーンで礼儀を重んじた場面では良いかもしれませんが、同僚同士の会話としては少し硬い表現だと思います。
「日本人は決まって、You are welcome、と言うけどネイティブスピーカーはうんざりしているんだよ。You are welcome、なんて言葉を使うネイティブはいないよ。」と、ある本に書かれていましたが、これは少し事実に反します。つい最近も洋画や海外ニュースの一場面で「You are welcome.」が使われているのを私は確認しています。現代の英語圏で丁寧な表現として普通に使われているのは間違いありません。また、使える英語表現が少ない非ネイティブスピーカーが丁寧な「You are welcome.」を多用したからといってうんざりするネイティブはまず居ないと思います。
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もう少しカジュアルな次のような表現を勧めている本もあります。
「Sure. Not a problem.」
「You bet.」
「It’s nothing.」
「Anytime」
「That’s OK.」
「No biggie!」
(上記以外にも、色々とあるみたいです。)
では、前述のアメリカ人Jさんは「Thank you」と言われてどういう言葉を返すことが多いと思いますか?正解は、
「Of course!」
、です。「Of course!」以外の言葉を聞いた記憶がありません。今まで私が学校の授業や参考書で学んだ様々な表現を何も使っていないのです。(少なくとも私との英会話では・・・)
Jさんの「Of course!」は、「別に感謝されるまでもない当然のことをしたまでですよ。」という感じですね。
日本人同士の会話で「どうも有り難うございます。」→「いえいえ・・」、というのがよくありますが、この「いえいえ・・」に相当すると思います。やや控えめで謙虚なJさん個人の性格を反映しているとも考えられます。
この「Of course!」という表現はなかなか良いと思いませんか?私もJさんの真似をしてこれから意識的に使っていこうと考えています。
以上
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